9月25日定例会「経営者のリスク管理~オーナーやファミリーの認知症や死亡への対応~」コンサルティンググループSKAY21 代表 荒川光一氏

9月のテーマは「経営者のリスク管理」というテーマでお話ししました。多くの企業ではリスク管理と言えば、災害、感染症、ハッキング等のリスに対するためのBCP(事業継続計画)を作成していると思いますが、経営者自身の生身であることについての対策を立てている経営者は少ないと思われます。特に中小企業のオーナー経営者の高齢化は止まりません。そのためにもオーナー経営者自身が認知症等の意思能力の低減・喪失や死亡等の万一の際の対策を準備しておくことも現実的な対策として重要と思います。近年この万一が発生してからの相談が増えています。今回は事例を踏まえて下記のテーマでお話ししました。

Ⅰ 経営者の高齢化問題
  中小企業経営者の高齢者の進展や認知症の増加について知る
Ⅱ 事例からの気付き
  三つの事例から考えてみる
1  大黒柱が倒れた難局を乗り切った社長夫人
2  社長の急逝
3  売渡請求権と相続クーデター
Ⅲ リスク管理のための制度
  リスク管理のための会社法や民法などの法理の視点も踏まえて対策のための制度や方法を学ぶ