ファミリービジネスが国の経済産業を支える中核であるとの認識が海外では一般化している。我が国においても、ようやくその兆しが見え始めたところだが、未だ十分とは言えない。経済が、グローバル化し企業を取り巻く外部環境においても、大きな構造変化が至るところで引き起こされるなか、主体的な役割を演じる企業でないと生き残れないのが現状であり、ファミリービジネスに期待するところは今後一段と高まるものと考えられる。このことは、上場企業のみならず中小企業においても同様である。
そのようななか、当研究会は、2016年4月に中小企業支援力の一層の強化を図ることを目的に発足した。各専門家や諸団体との交流を深め、ファミリービジネスに係る知識の蓄積と共有化を図り、中小企業診断士等の専門家を通じて中小企業に対する実践的な支援活動を展開できればと考えている。
ファミリービジネス研究会 代表幹事
荒尾 正和